カメムシが大量発生したら、ベランダ掃除をして、忌避剤を撒きましょう!
9〜11月頃、カメムシの大量発生に悩んでいませんか?
私の住むマンションにもカメムシが大量発生して、発狂ものでした。
タワーマンションの20階に住む友人の家にもカメムシが出るそう。マンションの高層階までやって来るなんて、恐るべしですよね。
「カメムシの数が多すぎる!」「洗濯物についてイヤだ!」「いったいいつまで居るの?」「よく死んでいるけど寿命は?」
たくさんの不満や疑問に包まれた私は、カメムシについて徹底的に調べることにしました。
カメムシが大量発生する原因や対策、イヤな臭いを出さずに駆除する方法をご紹介します。
※虫の写真はありませんので、安心してお読みください。
もくじ
カメムシ大量発生でマンションのベランダに来る理由

カメムシがマンションに大量発生するのは、寒い冬を越すためです。
カメムシの寿命は、1年〜1年半ほど。意外と長く生きるようです。
普段は自然の中で過ごしていて、冬が近づくと寒さをしのぐために、暖を求めてマンションなどの民家にやって来ます。
日当たりの良いマンションのベランダは、カメムシにとって冬を越すにはもってこいの場所。
厳密には、白を好むため、白い壁や白い洗濯物に寄ってくるそうですよ。
(私の住むマンションの壁は黒っぽいのですが、カメムシは多いです。白だったらもっと多かったのかもしれませんが…。)
さらに家の中はもっと暖かいので、2〜3mmほどの隙間からでも家に入ってくることがあります。
カメムシが自力で飛べる高さはせいぜい3階程度ですが、風に乗ったり、数日かけて少しずつ上に飛んだりして、マンションの高層階までやって来ます。
人の服や鞄に付いて一緒に上がってくることもありますよ。

窓を開けていると網戸の隙間から部屋に入ってくるし、洗濯物を取り込むときにも一緒に入ってきて最悪だよ。
次に、カメムシ自体が大量発生する原因や、いつまで居るのか、大量発生すると寒い冬になるといった噂について見ていきましょう。
カメムシが大量発生する原因といつまで居るかを解説!

カメムシは、春の花粉が多い年に増えると言われています。花粉がカメムシのエサとなるためです。
また、夏の暑さが長く続くと、卵を産んで成虫になる周期が増えるため、カメムシが大量発生します。
このようにして大量発生したカメムシが、冬が近づくと一斉に暖を求めて民家に寄ってくるため、大変なことになるのです。
寿命は1年ほどあるため、カメムシ自体はずっと居ます。
気温が下がる冬には、暖かい隙間に入って冬眠状態になるため、居なくなったように感じますが、次の春にはまた動き出して自然の中に戻っていきますよ。
カメムシが大量発生した年の冬は寒くなるという噂がありますが、科学的根拠はわからないものの、信憑性があるようです。
- カメムシは、葉っぱの下や木の隙間などでも越冬できる
- 寒さが厳しくなる年には、より暖かい場所を求める
そうなると、たくさんのカメムシが、より暖かいマンションなどの民家に寄ってきた年は寒くなる、と予想できますよね。

大量発生した年は大雪が降るなんて言われるよね。カメムシ天気予報なるものまであるんだって!
カメムシが大量発生したときの対策は3つ!

1.家に入らないように隙間を埋める
カメムシは、2〜3mmの隙間からも家の中に入ってきます。
もし、家の中に入れそうな隙間がある場合は、隙間テープで埋めてしまいましょう。

洗濯物に付いて入ってくることを防ぐために、1枚ずつバサバサと振り落とすようにしてから取り入れると安心です。
とくに白い色の洗濯物は気をつけてくださいね!
2.忌避剤で寄せ付けない
ベランダの網戸や出入り口付近に、忌避剤をまんべんなく撒いて、カメムシを寄せ付けないようにしましょう。
100均などに売っているスプレー容器に、水100mlとハッカ油5~10滴を入れたもの。
撒いた場所がしっかり濡れるくらい吹きかけましょう。
「無水エタノール10ml、精製水90ml、ハッカ油5~10滴」で、虫除けスプレーが作れます!

ドラッグストアやホームセンターに売っています。
来て欲しくないところに事前に吹きかけておきましょう。
ベランダで家庭菜園やガーデニングをしている方は、近くにハーブのミントを植えておくとカメムシが近寄りにくくなりますよ!
100均などに売っているスプレー容器に市販の焼き肉のタレを水で7500倍に薄めたもの。
これは、「鉄腕ダッシュ」というTV番組で紹介された豆知識です。
焼き肉のタレに含まれる酵素や香辛料、植物油が忌避剤になるそう。
7500倍とは、水500mlに対して0.06mlなので、ほんの1滴あるかないかくらいですね。
ベランダに撒くのは別の意味で臭いやベタつきが気になりませんか?
試しに一滴の焼肉のタレを300mlの水で薄めたところ、見た目は水で、臭いはありませんでした。舐めてみるとピリッとした感覚があったので、効果はありそうです!

家にあるもので対策できるのはいいね♪
3.住み着かないようベランダの掃除
ベランダのゴミや落ち葉は、できるだけこまめに取り除きましょう。
カメムシが住処にしたり卵を産み付けたりするかもしれません。
また、使っていないプランターやベランダに出している物は、綺麗にして片付けておいたほうがよいです。
カメムシが好む隙間のような空間をなるべくなくしたいですね!
カメムシ大量発生で即死させたい!駆除する方法4選!

カメムシは刺激を与えると嫌な臭いを出しますよね。この臭いがイヤで、どうやって駆除すればよいか迷ってしまいませんか?
ここでは、なるべく臭いを出さずに駆除できる方法をお伝えします。
とはいえ、経験上、やはり臭いが出てしまうことはあります。涙。
叩き潰すのはもちろん、掃除機で吸うと中で臭いを出すことがあるため、避けましょう。
カメムシ用の殺虫剤

私も使っていますが、殺虫と防虫、両方の効果がありますよ!
ベランダのあらゆるところに撒いておくと、飛んでくることはあっても大量発生は防げています。
飛んでいるカメムシに直接吹きかけて少し待つと落ちてくるので、ティッシュでそっと包んでゴミ箱に捨てていますよ!
また、カメムシの嫌な臭いをいい匂いに変える成分も入っていて、スプレー自体はミント系の香りがします。
凍結スプレー

降下温度マイナス85度(気温30度の場合)の瞬間冷却で、すばやく駆除します。
殺虫剤は不使用なので、小さいお子さんやペットがいる家でも使えそうですね!!
カメムシ以外の害虫にも使えるため、家にあると助かることがあるかもしれません。
台所用洗剤など、家にあるもの
殺虫剤や凍結スプレーよりは効果が劣りますが、家にある身近なものの中からカメムシ駆除に使えるものをご紹介します。
- 台所用洗剤
- 濃いコーヒー
- タバスコなど香辛料
- 石油系溶剤(おしゃれ着洗いの洗剤やパーツクリーナー)
石油系溶剤は、殺虫剤並の効果があるという口コミもありますよ!
即死ではないけれど有効なのはガムテープ
長めに切ったガムテープにひっつけて捕り、すぐにテープを弱い力で丸めてゴミ箱に入れます。
サッと丸めれば、臭いが出る前に密閉することができますよ!!
原始的な方法ですが、スプレーなどで周りを汚さずサッと処理できるのは、メリットと言えます。
■広告 どうしても手に負えない場合は、害虫駆除専門の業者にお願いするという手もありますよ!
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まとめ

- カメムシがマンションに大量発生するのは、寒い冬を越すため
- 花粉が多い年や夏の暑さが長い年は、カメムシの数が多い
- カメムシがマンションで大量発生した年は寒くなるという噂には信憑性がある
- カメムシが大量発生したときの対策は、隙間テープで家に入れない、忌避剤で近寄らせない、掃除をして住み着かせない
- カメムシを駆除するには、殺虫剤、凍結スプレー、台所用洗剤、テープが有効
カメムシがマンションで越冬しようとしているなんて、驚きですよね。
我が家では、カメムシ用の防虫&殺虫剤を1本常備しています。これだけでまずは安心です!
刺激の少ないハッカ油や台所用洗剤など、あなたのマンションに合う方法を試してみてくださいね。