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くらし

栄養ドリンクを毎日飲むとどうなる?各社の見解と気を付けるべきこと

栄養ドリンクは、メーカーの規定量を守っていれば毎日飲んでも大丈夫ですが、以下の3つの注意点があります。

  • メーカーごとの用法と容量を守る
  • 食生活のバランスを考える、とくにカフェインと糖分の過剰摂取に注意
  • 異常を感じたときは飲むのをやめて医師や薬剤師に相談する

私は栄養ドリンクを箱買いするくらい常用しています。これは本当に大丈夫なのか気になったので、今回栄養ドリンクについて調べました。

この記事では、栄養ドリンクで有名なメーカーの見解や、気を付けるべきことおすすめの栄養ドリンクをご紹介します。

栄養ドリンクを毎日飲むと体に悪い?各社の見解

栄養ドリンクのメーカーの見解では、規定量(1日1本)を守っていれば毎日飲んでも大丈夫とのことです。

私は、胃が弱いため、一気に1本飲むときもありますが、疲れ具合によって半分ずつ時間を分けて飲むようにしています。

それぞれのメーカーについて見ていきましょう。

アリナミン

  • 症状に効果を感じられる場合や、ビタミン補給を目的とする場合は、毎日飲んでも大丈夫
  • 配合されている成分に依存性が問題となるものはない
  • 長くのむことで効かなくなることはない(配合されている成分に耐性が問題となるものはない)
  • 用法・用量、使用上の注意を守ること

用法・容量は1日1本、食後(朝・昼・晩はいつでもOK)に飲むことです。1日2本以上は飲まないようにしましょう。

アリナミンには、糖質からエネルギーを作るのを助けるビタミンB1誘導体である「フルスルチアミン」が含まれています。

体内で吸収されやすい成分のため、エネルギー不足で機能低下した細胞の回復を効率よく助けてくれるのです。​

この「フルスルチアミン」は胃の不快感を誘発する可能性があるため、食後すぐに飲むようにしましょう。

考えられる副作用

発疹、吐き気、胸やけ、胃痛、胃部不快感、下痢、口内炎、食欲不振、腹部膨満感、 腹痛。

これらの症状が現れた場合は、担当の医師または薬剤師に相談してください。

ユンケル

  • 1日1本ならOK

ユンケルは成人(15才以上)の場合、1日1本の服用とされています。

飲むタイミングは食前でも食後でも大丈夫ですが、栄養分の吸収を考えれば「食後」のほうが効率的とのことです。

また、カフェイン入りのものは、コーヒーと一緒に飲んだり、就寝前に飲んだりすることは控えたほうがよいとの記載があります。

ユンケルは、食事だけでは不足しがちなビタミンや疲れた体にはたらくこだわりの生薬を配合しています。

考えられる副作用

皮膚の発疹・発赤、かゆみ

直ちに服用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者にご相談ください

リポビタンD

  • 成人(15歳以上)1日1回1本

リポビタンDには、アミノ酸の一種であるタウリンやビタミンB群が配合されています。

脂質・糖質・タンパク質を必要なエネルギーに変換させる成分によって、円滑にエネルギーを補給する働きをします。

考えられる副作用

皮膚の発疹、胃部不快感、飲み続けることによる下痢

直ちに服用を中止し、製品を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

1日1本なら毎日飲んでも大丈夫ということがわかりましたね。

ただし、各メーカーの見解は、栄養ドリンク自体は大丈夫ということであって、あなたの食生活のことまで把握したものではありません。

次に、気を付けるべき事柄について紹介しますね。

栄養ドリンクを毎日飲むなら気を付ける成分2つ

栄養ドリンクに含まれる成分の中で、体に悪い影響を与える可能性があるものは、カフェインと糖分です。

栄養ドリンクを1日1本にしていても、ほかにコーヒーをたくさん飲んでいたり、糖分をたくさん取っいたりすると、体には良くありません。

栄養ドリンクにどのくらいのカフェインや糖分が含まれるのか、詳しく見ていきましょう。

カフェイン

カフェイン中毒で死亡した例

エナジードリンクを日常的に飲んでいた20代の男性がカフェイン中毒により死亡しています。

カフェインの致死量は3g。エナジードリンクには1本あたり150mg~170mgのカフェインが含まれます。

この事例では、カフェイン錠剤も摂取していた可能性が考えられ、カフェインの多量摂取が原因とされています。

ではまず、1日のカフェイン摂取量の目安を確認しましょう。

  • 健康な成人: 1日あたりのカフェイン摂取量の目安として400mgが設定されており、コーヒー約3杯分に相当します。
  • 妊婦、授乳中、妊娠を予定している女性: カフェインの影響を受けやすいため、1日300mgを目安にすることが推奨されています。
  • 子ども: 年齢によって摂取量を制限する必要があります。カナダ保健省では、10~12歳児で85mg、7~9歳児で62.5mg、4~6歳児で45mgを目安としています。

次に、栄養ドリンク1本に含まれるカフェイン量は、アリナミン 、ユンケル リポビタンDともに50mgです。

つまり、成人の場合、栄養ドリンク以外にカフェインを250~300mg摂ると、摂りすぎということになります。

カフェインの摂りすぎによるカフェイン中毒になると、以下のような症状が現れることがあります。

  • 不眠: 夜眠れなくなる、夜中に何度も目が覚める
  • 不安感: イライラしたり、落ち着きがなくなったりする
  • 動悸: 心臓がドキドキする
  • 頭痛: 頭が痛くなる
  • 吐き気: 吐き気がする
  • 筋肉の震え: 手足が震える

このような症状が現れたときには、カフェインの摂りすぎを疑って、栄養ドリンクやその他のカフェインの摂り方を変えるようにしましょう。

糖分

WHO(世界保健機関)は、1日の砂糖摂取量の目安を、1日に摂る総エネルギー量の10%未満に抑えるべきというガイドラインを発表しています。

さらに、遊離糖類(食品や飲料に添加されている糖類、または蜂蜜やシロップ、果汁などの食品に天然に含まれている糖類)の摂取量を総エネルギー摂取量の5%未満に抑えると、より健康的であるとしています。

これは、砂糖約25グラムに相当し、スティックシュガーで換算すると8本分です。

栄養ドリンクには詳しい分量が記載されていませんが、10g~19gという情報を見つけました。

健康的でいるための砂糖摂取を考えると、約半分を占め、ほかにもお菓子やコーラなど糖分の多いものを飲食すると1日の目安を超えてしまいます。

糖分の摂りすぎが体に及ぼす影響はこちらです。

  • 肥満
    • 余分な糖分は体内で脂肪として蓄積されやすく、肥満の原因になる
    • 肥満は、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病のリスクを高める
  • 血糖値の急上昇とインスリン抵抗性
    • 糖分を大量に摂取すると、血糖値が急激に上昇する
    • インスリンが大量に分泌され、血糖値を下げようとするが、慢性的に過剰になると、細胞がインスリンに対して反応しにくくなる「インスリン抵抗性」を引き起こす可能性がある
    • インスリン抵抗性は、2型糖尿病の発症につながるリスクを高める
  • 歯の健康への悪影響
    • 口腔内の細菌が糖分を分解して酸を作り出し、歯のエナメル質を溶かして虫歯の原因になる
  • その他の健康への影響
    • 免疫力が低下したり、疲労感を感じやすくなったりする可能性も指摘されている
    • 集中力の低下や気分の変動、肌荒れなどの原因になることもある

そこで糖分ゼロの栄養ドリンクがおすすめなのですが、「糖類ゼロ」と記載されていても下記のような糖類以外の糖質を含んでいる可能性もあります。

オリゴ糖・デキストリン・でんぷん・ソルビトール・キシリトール・ステビア・アセスルファムK・アスパルテーム・ペクチン・セルロース・ヘミセルロース など

1日を通した食事のバランスを考えていくことが大切ですね。

その他気を付けること

  • お酒と一緒に飲むこと
    • 栄養ドリンクにより血流がよくなるため、思わぬ症状が出る可能性がある
  • すきっ腹に飲むこと
    • 胃の不快感につながる可能性がある
  • 異常を感じたときにはすぐに飲むのをやめて、医師や関連機関に相談する

栄養ドリンクを毎日飲む人におすすめしたい商品3つ

栄養ドリンクの注意点を見てきましたが、状況に応じて必要な商品を選ぶことが大切です。

疲れがひどいけれど、この日だけは乗り切りたいというときには、なるべく強い効果が期待できるものが欲しいですよね。

ここでは、慢性的な疲れがあり、栄養ドリンクを毎日飲みたいという方におすすめの商品をご紹介します。

実際に私が飲んだことがあるもので、私自身は副作用や依存性、体調不良を引き起こすことはありませんでしたが、お伝えしたように、異常を感じたときには飲むのをやめてくださいね。

リポビタンフィール

カフェインゼロ・糖類ゼロで1本7kcalの低カロリーな点と、カシス&グレープフルーツ風味の飲みやすい味がおすすめポイントです。

グリシンという成分が配合されていて、寝る前に飲むことで、眠りの浅さや目覚めの悪さを改善するが期待できます。

カフェインの入ったリポビタンDと同じく疲労回復の鍵となるタウリンとビタミンB群なども配合されていますよ。

アリナミンRオフ 

こちらもカフェインゼロ、糖類ゼロで、疲れをしっかり取りたいときにおすすめです。

「ノンカフェインの中で一番よかった、寝る前に飲むと疲れが取れる」という口コミが見られます。

正直に言うと味は、リポビタンDのほうが飲みやすいです。

好みの問題ではありますが、「疲れを取りたいときは、ちょっとまずいけどアリナミン!!」というのが私の見解です。

スパーユンケルDCF

こちらもノンカフェインなので安心です。ユンケルの特徴は、独自のシステムで高品質の生薬を配合していることです。

イカリソウ、オウセイ、タイソウの3種の生薬を配合し、滋養強壮や虚弱体質への効果を高めることが期待できます。

風邪を引いたときの栄養補給にも向いていますよ。

ユンケルは1956年に登場しており、長い歴史の中で培ったノウハウが心強いです。

ユンケル
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番外編 チョコラBB ライト

こちらは、カフェイン50mg配合なので、番外編としてご紹介しますが、Amazonでは1か月に6000点以上売れている(2024年9月時点)人気商品です。

やはり、眠気を吹き飛ばして力を出したいときにはカフェインが効果的といえます。摂りすぎなければ問題ありませんからね。

それでも1本4.8kcalと低カロリーなのがうれしいポイント。

チョコラBBは、肌荒れが気になるときにも効果が期待できます。

ノンカフェインの商品もありますので、関連商品もチェックしてみてくださいね。

まとめ

  • 栄養ドリンクは1日1本なら毎日飲んでも大丈夫
  • 栄養ドリンクを毎日飲むなら、カフェインと糖分の摂りすぎに注意
  • カフェインは1日コーヒー3杯分(400mg)を目安にする(栄養ドリンクは50mg)
  • 糖分は1日50gまで(健康的なのは25g)を目安にする(栄養ドリンクは10~20g)
  • 栄養ドリンクを飲んで、肌荒れ、胃の不調、めまいなどの異常が現れたときは飲むのをやめて医師や薬剤師に相談する
  • 毎日飲むならノンカフェインや低カロリーのものがおすすめだが、ピンポイントで飲みたいときは効果の高いものを選ぶとよい

毎日の疲れを少しでも解消して、明日も頑張れるように、あなたに合った栄養ドリンクを選んでくださいね!

リラックスすることや軽いストレッチなんかもおすすめです。

忙しい中で難しいかもしれませんが、できるだけ心身をいたわってあげてくださいね。

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