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漢検は就職に意味ないは嘘!その理由と履歴書の書き方を解説

就職のとき、漢検が直接採用につながる可能性は低いですが、採用の判断材料として使われることはあります。

「漢検を取得しても就職で有利に働くことはないから意味ない」「漢検を取るならTOEICを」と聞いたことはありせんか?

では、なぜ漢検が意味ないと言われるのでしょうか?

この記事では、漢検が就職に意味ないと言われる理由と、実際は意味があると言える根拠をお伝えします。

実際に履歴書に書くなら何級からかや、正しい書き方もご紹介しますね。

漢検は就職に意味ないと言われる理由と意味ある根拠 

漢検が意味ないと言われる理由

  • 民間の検定だから
  • 誰でも取得できるから
  • パソコンの時代だから

漢字検定は「公的資格」という位置づけでしたが、検定協会の不祥事などにより2008年には文部科学省の認定や後援が取り消され、今では民間の検定試験となっています。

公的資格は、国家資格に準ずる信用度がある一方、民間の検定試験は「趣味や教養の検定」という印象になるため、就職では意味ないと言われています。

また、年齢や学歴に関わらず誰でも受けることができる点からも「趣味や教養の範囲を超えない」と考えられがちです。

さらに、仕事においては、ICT化が進み、パソコン作業が主流となっているため、難しい漢字を書けても意味ないという意見もあります。

漢検に意味がある根拠

  • 採用のとき、漢検を参考にしている企業がある
  • 正しい言葉の使い方や語彙力が評価される
  • 努力できるという人間性をアピールできる
  • 趣味・特技としてアピールできる

検定協会の調査によると、以下のように新卒採用の評価指標として活用している企業があることがわかります。

当協会が東証一部・二部上場企業、大証一部・二部上場企業2,334社を対象に調査を行った結果539社から回答をいただきました。
その結果、453社が漢検を新卒採用の評価指標として活用していることがわかりました。
「言語力」だけではなく、「目標に向かって学ぶ意欲」を測る指標として活用されています。

引用:日本漢字検定ホームページ

直接就職の評価基準とならなくても、漢検を受けていることで身についた語彙や、正しい言葉遣いは面接のときに発揮されることでしょう。

また、パソコンやスマホの時代において、漢検は意味ないというより、むしろ大切な力になると考えられます。

文部科学省が2022年9月に発表した「国語に関する世論調査」では、90%の人が「情報機器の普及で言葉や言葉のつかいかたが影響を受けると思う」と答えています。

受ける影響として「手で文字を書くことが減る(89.4%)」「漢字を手で正確に書く力が衰える(89.0%)」(複数回答)が多くなっています。

仕事でも「メールの漢字が読めない」「変換した漢字が間違えていても気づかない」「いざ手書きをするときに漢字が書けない」ということが起こりえます。

就職では、常識的な漢字の読み書きができることが前提ですし、語彙力は、コミュニケーション能力に直結します。

漢検は知名度が高い検定で、常識的な漢字の理解や語彙力があるかどうかを知る指標のひとつとなります。

漢検は就職で何級から有利?就職では2級を取ろう!

就職のときにエントリーシートや履歴書に書けるのは何級からかというと2級以上と言われています。

レベル合格率(2023年度)
10~5級小学校卒業95.9%~72.3%
4~3級中学校卒業52.8%~46.9%
準2級高校在学(常用漢字1951字)33.4%
2級高校卒業・大学・一般(すべての常用漢字2136字)25.5%
準1級大学・一般(約3000字)26.6%
1級大学・一般(約6000字)9.0%

漢検2級は、常用漢字すべてを読み書きができるレベルとされているので、社会人として漢字の常識があることを示せます。

誰でも受けられるけれど、合格率を見ると4人に1人。みんながみんな受かる資格ではないことがわかりますね。

漢検準1級、1級は、「鶉(うずら)、蜊(あさり)」など普段使わない漢字や当て字など、非常に難解なレベルになっているため、知識の深さや勤勉さをアピールできます。

3級以下は、高校受験や大学受験(推薦入試やAO入試)において、加点がある学校で有利に働きます。

入試において何級から意味があるかというと、学校にもよりますが、3級はある方がよいと言われていますよ。

漢検で何級から目標にするかは、小学生は5級、中高校生は3級、就職では2級以上と考えましょう。

私が2級を受けたときに使った問題集↓↓です。繰り返し解いて、一回で合格できました。

漢検を就職で履歴書に書くときの正しい書き方

履歴書の書き方の例

免許・資格
20205TOEIC 公開テスト 700点 取得
20218普通自動車第一種免許 取得
202310日本漢字能力検定2級 合格
20242秘書技能検定1級 取得予定

資格の欄(もしくは趣味特技の欄)に書く

就職では、基本的に履歴書の資格や免許の欄に、上記の例のように記載しましょう。

もし、「欄が足りない」「漢検を資格として書いても就職に意味ないかも」と思うときは、趣味・特技の欄に記載する方法もありますよ。

これは、「漢字や国語が好き」「検定を受けることが好き」という人間性をアピールしています。

就職先の会社に、あなたが勉強熱心で向上心のある人だということが伝わりますね。

正式名称を書く

漢検の正式名称である「日本漢字能力検定 〇級取得(または合格)」と記載しましょう。

履歴書は、就職にとって大事な文書ですので「漢検」や「漢字検定」と省略して記載するのはNGです。

取得年月日を書く

上記の例には「日」の欄がありませんが、書く場所がある場合は取得した年月日をしっかり記載しましょう。

取得日は「合格証明書」に記載されている「合格認定日」です。

合格証明書をなくしてしまった場合は、日本漢字能力検定協会に問い合わせて、合格証を再発行してもらうか、合格者情報を教えてもらう方法があります。

他の資格と並べて書くときには、西暦と和暦は統一し、取得した日を古い順に記載するのが正しい書き方です。

まとめ

  • 漢検は就職に意味ないと言われるが、採用の判断材料になり得る
  • 漢検を新卒採用の指標にしている企業がある
  • 漢検を就職で使うなら、2級以上は必須
  • 漢検は高校・大学受験の加点となる学校があり3級以上を目指したい
  • 漢検を履歴書に書くときは、「取得年月日 日本漢字能力検定 〇級取得(または合格)」と記す

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