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子育て

保育園で冬の服装はコレ!裏起毛やヒートテックのデメリットやおすすめを保育士が解説

保育園での冬の服装は薄着がよいと言われるけど、なぜだろう?

今の保育室にはエアコンが完備され、過ごしやすいように温度調節されています。床暖房がある保育園もありますね。

そのため、厚手の服装だと冬でも暑くなってしまいます。

薄着だと外遊びが心配ですが、保育士も体があたたまるように活動を考えているため、汗をかく子どもが多いです。

汗で体が冷えて風邪を引きやすくなため、薄着がよいといわれていますよ。

この記事では、現役保育士の私が、保育園での冬の服装について詳しくお伝えします。

裏起毛やヒートテックなどの機能性インナーが禁止されている保育園もあるとのことですが、その理由についてもお伝えしますね。

保育園で冬の服装のポイントは体温調節のしやすさ

保育園での冬の服装は、中に着込むのではなく、薄着の上に重ね着をして、体温調節ができるようにしましょう。

おすすめの服装

  • 綿素材の半袖インナー★詳細
  • 薄手のトレーナーor長袖Tシャツ★詳細
  • ストレッチ素材の長ズボン★詳細
  • 動きやすくあたたかいアウター★詳細

制服のように毎日スモッグを着る保育園では、長袖Tシャツで十分です。

迷うときのおすすめ方法

朝は寒くても、暑くなるかもしれない...と迷ってしまうときには、以下の方法をおすすめします。

  • 着替えを入れるところに、調節できるよう長袖Tシャツとトレーナーを両方入れておく
  • 薄着の上にカーディガンなどの羽織り物を着ていき、暑くなるとすぐに脱げるようにする

その上で、暑がるときや寒がるときに着替えをさせてもらえるよう、先生にお願いしてみましょう。

先生にお願いするのは気が引けるかもしれませんが、不快なまま過ごすより着替えてすっきり過ごせる方が助かります♪

着替えについて、園の方針が違うことがあるので、あらかじめ先生に聞いてみてくださいね。

保育園の冬の服装で裏起毛はNG!?デメリット3つ

私が勤める保育園では、裏起毛は禁止ではありませんが、禁止の保育園もあるようですね。

あたたかくて肌触りもよく、冬の服装として人気の裏起毛ですが、以下のデメリットがあります。

  • 汗を吸わず熱がこもる
  • 分厚くて動きにくい
  • 静電気が起こりやすい

デメリット1:汗を吸わず熱がこもる

裏起毛は保温性に優れていますが、その分少し動くと暑くなって大量に汗をかきます。

裏毛(裏起毛でないスウェット生地)は綿100%が多い一方、裏起毛はポリエステルを使っていることが多いです。

ポリエステルは、綿に比べて汗を吸わず、熱の発散もしにくいため、蒸れたり汗が残って体が冷えたりします。

デメリット2:動きにくい

裏起毛は分厚いため、子どもの動きを妨げます。

ズボンだと、動作によっては股関節に負担をかけてしまうこともあります。

分厚い服装にアウターを着るとモコモコになって、より動きにくくなりますね。

デメリット3:静電気

裏起毛は、繊維を毛羽立たせているため、静電気が起きやすいです。

バチっとなるのはイヤですし、静電気が起こることで、ハウスダストを引きつけてしまいます。

毛玉もできやすいので、裏毛に比べて清潔に保つのが難しいです。

じっとしている冬の日には良いけど、運動の服装には向いていないね!

保育園の冬の服装肌着は半袖?ヒートテックはアリ?

冬の肌着は、体との隙間が少ない綿の素材が向いています。

長袖と半袖どちらがよいの?

ヒートテックはNGなの?

基本的に半袖でOK

薄着の服装がよい理由のとおり、基本的に保育園では半袖の肌着で大丈夫です。

しかし、外の気温がマイナスに近くなるような寒い日や、寒がりなお子さんの場合は、長袖の肌着にすることも考えましょう。

保育園の廊下が外のように寒いところもありますよね。

実際、真冬の保育園では肌着が長袖の子どもと半袖の子ども、どちらもいます。

外が寒くても、とくに赤ちゃんは体温が上がりやすいため「服装は大人より1枚少なく」を目安にするとよいですよ。

迷うときは、担任の先生に聞いたり、着替えで服装を調節できるようにしたりしておくと安心ですね。

ヒートテックより綿がよい

ヒートテックのような機能性インナーは個人的には悪くないかな?と思いましたが、そうでもないようです。

ヒートテックには、「吸湿発熱(体から出る汗を吸って熱を出す)」という効果があります。

そのため、どんどん汗をかき、もう汗を吸えなくなると布がしめって体が冷えてしまいます。

大人でも、「登山にヒートテックは命取り(体が冷えてしまう)」と言われているので、子どもも同じですね。

あまり汗をかかない場合でも、ただでさえ冬は空気が乾燥するのに、体の水分を吸ってしまうため、より肌が乾燥してしまいます。

ヒートテックも運動に向いていないし、乾燥肌になりそうだから避けたいね。

保育園の冬の服装でズボンのおすすめ素材

  • 自分で着脱しやすい
  • 動きやすい
  • 余計なものが付いていない

多くのお子さんが保育園で着ている服装は、ストレッチ素材の長ズボンです。

ヒモやファスナーがついていない、ウエストゴムのズボンが便利ですよ。

おすすめ1:スウェット素材

ストレッチ素材の中でもスウェット生地のズボンは、やわらかくて履きやすいです。

綿のスウェットだと、汗を吸ってくれるのでさらに良いですね。

こちらは、楽天市場で人気の秋冬用のズボンです。綿素材で保育園の服装にちょうどよいという声があります!

おすすめ2:キルト素材

キルトのズボンは、やわらかい生地と生地の間に空気の層があるので、寒い冬の日でもあたたかくておすすめです。

コンビミニは、赤ちゃん用品を販売しているcombiから生まれた「服」を扱う会社です。

長年赤ちゃんを見つめてきた ベビー用品総合メーカーとして、
培ってきた「赤ちゃん工学」を フル活用し、着ごこち、動きやすさ、着せやすさなど、
赤ちゃんの成長に合ったお洋服を研究。

引用:コンビミニ公式楽天市場店

保育園に通う子どもも安心して着ることができますよ♪

保育園の冬の服装アウターのおすすめ

  • 分厚すぎない
  • なるべくフードがない
  • どちらかというとファスナー

保育園の冬の服装と同じく、なるべく動きやすく、汗で蒸れることのないようなアウターがおすすめです。

着脱のしやすさを考えると、ボタンよりもファスナーが楽です。もちろん苦労なく使えるならボタンでも大丈夫です。

これらのおすすめポイントを網羅したアウターをご紹介しますね。

おすすめ1:フリースのジャケット

トレーナーのフリース素材は暑すぎる理由でおすすめできませんが、アウターなら冬でもあたたかくて、動きやすいです。

実際このタイプは私が勤める保育園で冬に多く見かけます!着脱しやすくて、とくに難はない印象ですよ。

おすすめ2:薄手のダウンジャケット

風が冷たくて寒い冬の日は、薄手のダウンジャケットがおすすめです。

運動するととだいたい暑くなって脱ぐことが多いですが、冬に薄着の服装で着るには頼もしい存在です♪

まとめ

  • 保育園で冬の服装は、「綿の半袖シャツ」「薄手のトレーナーor長袖Tシャツ」「伸縮性のあるズボン」「動きやすいアウター」がおすすめ
  • 裏起毛のデメリットは「汗を吸わず熱がこもる」「分厚くて動きにくい」「静電気が起きやすい」の3つ
  • ヒートテックなどの機能性インナーにある「吸湿発熱」は、汗を吸って発熱するためどんどん暑くなってしまう、また冬は肌が乾燥しやすい
  • 保育園の冬の服装で、ズボンはスウェット素材や、寒い日にはキルト素材がおすすめ
  • 保育園で着るアウターは、フリースや薄手のダウンジャケットがおすすめ

あたたかい服装で、外側から体をあたためることは、じっとしているときには有効と言えます。

しかし、体を動かすことで人間のもつ内側からの力で体をあたためることも大切です。

体を動かす機会の多い保育園では薄着で、汗を吸って逃しやすく、調節しやすい服装を心がけてみてください♪

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