28℃や18℃など、比較的高い温度で凍結して、首元をひんやり冷やしてくれるアイスリング。
中の液体が漏れ出しても大丈夫なのか、子どもが使っても危険性はないのか、不安に思う方も多いようです。
アイスリングやネッククーラーは、保冷剤とは違って冷たすぎないので、比較的安全ですが、首を冷やすことや液体が漏れ出すことで危険を伴ったという例が見られます。
今回は、アイスリングやネッククーラーなどの商品について、考えられる危険性とその対策をまとめました。
小さい子どもがアイスリングを使うときに注意すること、おすすめのアイスリングもお伝えします。
もくじ
アイスリングの危険性5つと対策

アイスリングやネッククーラーを使うときに考えられる危険性は、以下の5つです。
より安全に使うために、考えられる可能性について、対策を含めて見ていきましょう。
中身が漏れる
アイスリングは、PCM(潜熱蓄熱材)という素材を使用しています。
PCMは、国際基準の認定を受けた植物純度の高い冷却素材のため、もし中身が漏れたとしても人体に毒性はありません。
しかし、「事故情報データバンク」では、ネッククーラーの液漏れで皮膚に炎症が起こったケースが2022年~2024年の間に5件公開されています。
これは、事故があって消費者センターに問い合わせをして公開された件数なので、氷山の一角と言えます。
それぞれ、どのようなケースだったのか見てみましょう。
| 年代 | 概要 | 疾病の程度 |
| 80代 | ネッククーラーをしたまま寝てしまい、液漏れ、背中の皮がめくれた | 1~2週間 |
| 乳幼児 | 2年前に買ったネッククーラを使用したところ突然破裂、背中がただれた | 1~2週間 |
| 70代 | 通販で購入したネッククーラーから液漏れ、首が赤くなった | 医者にかからず |
| 70代 | 1ヶ月前に購入したネッククーラーを10日間使用後に液漏れ、皮膚が赤く腫れた | 1~2週間 |
| 50代 | 突然液体が流れ出し、首と胸部にやけど | 不明 |
重症の例はありませんが、これらの事例を含めて考えられる対策を以下にまとめます。
対策
- 類似品に注意
- 植物由来のPCMを使ったアイスリングの他に石油系の素材が使われている商品もあるため、購入するときに確認すると安心
- つけたまま寝ない
- アイスリングをつけたまま寝たり激しい運動をすると、変形して液漏れする恐れがある
- 使用期限に注意
- パッケージに使用期限が記載されている商品があるので、その場合は期限を守る
- 長期間使わないときは、冷蔵庫か冷凍庫の平らなところで保管する
- 液漏れしたときの注意点を確認(危険性はないと言われるアイスリングSUO公式サイトに記載)
- 皮膚についたときにはよく洗い流す
- 目に入ったときにはよく洗って病院に
- 飲んでしまったときにはよくうがいをして病院に
凍傷
アイスリングを冷やしすぎると、凍傷の恐れがあります。
凍傷は、皮膚が直接寒冷にさらされることで組織障害を起こすことです。
アイスリング自体はそこまで低温を保つことがないので、凍傷にはなりにくいですが、カチカチに凍らせたアイスリングをつけるなら注意が必要です。
対策
- アイスリングを冷凍庫から出してすぐに使わないようにする
- アイスリングをすぐつけるときは冷蔵庫で冷やす
血行が悪くなる
首元を冷やすことで、首周りの血行が阻害され、頭痛やめまいを引き起こすことが考えられます。
アイスリングは極端に冷たいわけではないため、血行に影響を与える危険性は少ないものの、人によっては注意が必要です。
対策
- 血行障害をもつ方や高齢者は気をつける
- つけていて気分が悪いと感じたら使用をやめる
- アイスリングを冷やしすぎない
肌荒れ
アイスリングやネッククーラーの素材が肌に合わず、肌荒れを起こす例が見られます。
アイスリングをつけているときに汗をかき、首にあせもができたよ…。
汗を吸わない素材なので、肌が弱いとかぶれてしまう恐れがあります。
対策
- 試しにつけてみて違和感があったり肌が荒れたりしたら使用をやめて、タオルなどに替える
- 肌荒れがひどい場合は受診する
引火性
アイスリングには51℃で引火する危険性があるという情報がありますが、その根拠となる情報が見つかりませんでした。
テッククールのクールパックスという商品におけるPCМの引火点は112℃、自然発火が204℃以上と表記されています。
また、PМCにはガスのような引火性はありませんが、油系の素材のため、火の側で使うのは避けましょう。
対策
- 火の側で使わない
- 念のため、車の中に放置しない
アイスリングが子どもには危険?3つの注意点を解説

アイスリングを子どもが使うときに、危険を感じたという声があがっています。
- 赤ちゃんが口に入れて破損しそう
- 転んだり激しく扱ったりしたとき破れた
- なにかの拍子に首が締まりそう
- 遊んでいるときにひっかかりそう
- 肌が弱いのでかぶれてしまった
PCMは人体に無害だと言われていますが、小さな子どもが扱うとなると、気になりますよね。
また、首につけるという形状から、引っかかって首が締まることも心配ですね。
これらの危険性を避けるために注意することを3つお伝えします。
注意点
- 赤ちゃんの手の届かないようにする
- 引っかかりそうな場面では使わない
- つけっぱなしにしない
赤ちゃんの手が届かないようにする
SUOのアイスリングは、対象年齢を3歳以上としています。
近くで見守れないときには、赤ちゃんや誤った使い方をしそうな子どもの手の届かないところに保管するのがよいですね。
引っかかりそうな場面で使わない
遊具で遊ぶときや、激しい運動をするときには、念のためアイスリングを外しておくと安心です。
つけっぱなしにしない
子どもがアイスリングを使用するなら、長時間つけっぱなしにしたり、遊びながら使ったりするのではなく、活動の合間にピンポイントでつけるといった使い方がおすすめです。
遊具で遊んでいるときや動いているときはリングを外して、休憩するときにクールダウンのためにつけるという使い方だと安全に使えます。
つけっぱなしにしないことで、あせもなど肌が荒れることも防げますね。
外したアイスリングは溶けるし、邪魔じゃない!?
保冷バッグを使うと、アイスリングが冷たいまま持ち歩けるのでおすすめです。
アイスリング用の保冷バッグについてはこちらの記事をご覧ください。
アイスリングの子ども用は危険の少ないものがおすすめ

子ども用なら、はじめにお伝えしたように、植物由来の成分で作られたアイスリングが安心です。
また、アイスリングであせもができたり肌が荒れたりする場合はクールタオルを選んでみてはいかがでしょうか。
SUO アイスリング
アイスリングを使うなら正規品が安心です。
28℃以下で自然凍結し、冷たすぎないけれど冷たく感じる温度を保つため、凍傷の心配はありません。
石油系の油ではなく、植物由来のパーム油を使って作られています。
口コミ
- 他のネッククーラーで肌荒れしたけれど、これだと大丈夫だった
- ひんやり冷たいのが気持ちよくて子どもが気に入っている
- デザインがかわいい
- 3歳〜小学校2年生の子どもに、サイズがちょうどよいという声
- 暑い日はすぐ溶けるが保冷バッグと一緒に使っている
泉州タオル クールタオル
日本製の泉州タオルで、ポリエチレンの特殊な糸とレーヨンの糸を使用して接触冷感を叶えています。
濡らすとより冷たくなり、保冷剤を入れるポケットもついているので、暑い日におすすめです。
前で止めるスナップボタン付きで使いやすいのですが、タオルはアイスリングよりも引っかかりやすいので、遊ぶ際は外したりよく見守ったりして危険のないようにしてくださいね。
口コミ
- 柄がかわいい
- 触るとひんやりしている
- 保冷剤が冷たい間は快適
- 肌にやさしい
まとめ

- アイスリングの成分には害はないとされており、保冷剤などに比べて高めの温度を保つため危険性は低いが、まれに事故もある
- より安全にアイスリングを使うために、対策と子どもが使うときの注意点を知っておこう
- とくに子どもには、正規品が安心で、かぶれやすい場合はクールタオルがおすすめ
対策
- 類似品に注意
- つけたまま寝ない
- 使用期限に注意
- 液が漏れて皮膚についたときにはよく洗い流し、目に入ったときや飲んでしまったらよく洗い流して病院に
- アイスリングを冷凍庫から出してすぐに使わない、すぐ使うときは冷蔵庫で冷やす
- 血行障害をもつ方や高齢者は気をつけ、気分が悪いと感じたら使用をやめる
- 試しにつけてみて違和感があったり肌が荒れたりしたら使用をやめて、肌荒れがひどい場合は受診する
- 火の側で使わない
- 念のため、車の中に放置しない
子どもが使う注意点
- 赤ちゃんの手の届かないようにする
- 引っかかりそうな場面では使わない
- つけっぱなしにしない
たくさんあげてしまいましたが、どれも難しいことではありません。
アイスリングを安全に使って暑さを乗り切ってくださいね♪
